2012年04月22日

まず失敗

制作ざんまいの週末の1日目のきのうはエッチングの版作り。完成には至らなかったものの、この調子でいけば気に入った作品に仕上がりそうな感じです。

そして2日目の今日は、また別の作品。6月初めが締め切りの、年1回開催のオーストラリアのリノカットの公募展に出す作品にとりかかりました。リノカットというのは、リノリウムを版に使うレリーフ・プリントですが、日本では、レリーフは木版や消しゴムはんこなどのゴム版が主流で、リノカットを作っている人は少ないと聞いたことがあります。本当でしょうか?教えてくれた人によると、そもそも、リノリウム板がなかなか入手できないので、手がけている人が少ないとのことでした。オーストラリアでは、版画用品をおいている画材屋には、たいていおいてあります。

それはさておき、出品しようと思っている作品は、最低3版重ねる予定で、今日はそのうち2版を作り始めました。

そして、どこがどうなったのかは、なかなか説明しづらいのですが、簡単に結果だけ言うと、
まあ、失敗してしまったわけです。思ったようにはできなかったけれど、リノリウム板の上に思いもかけなかった模様がついたので、これを利用したら一段奥行きの深い物ができそうな予感もするのですが、失敗は失敗です。

そんなわけで、目下手直しにかかったところですが、いったん失敗してしまったものを元に戻して、さらにいいものにするというのは、案外時間がかかります。それも、やり直しがうまくいけばのはなしですが、どうなりますことやら。締め切り間に合うかなあ、とちょっと心配ではあります。

モチーフは、去年12月に日本に行ったときに鳥取で見た雪景色。うまく出来上がれば、きれいなものになる予定なんですけれどね、まず第一歩でこけてしまいました。
posted by OZK at 20:00| Comment(0) | 版画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月21日

ネコのトイレで新作

エッチングの新作を作り始めました。
きょうは最初の腐食。この時点で、すでに、当初紙に描いたスケッチとは全く違うものになっています。
わたしは、いつもだいたいこういう感じです。実際に真剣に版を作っているうちに、隠れていた本来の自分が自分の奥の方から姿を現すんだろうなあ、と自分勝手に解釈しています。

ところで、今日、腐食液を入れたプラスチックのバットは、実はネコのトイレ用のトレーです。専用のものは、丈夫だし使い勝手はいいかも知れないが、なんといっても高い。

というわけで、日本でいう100円ショップのような店でネコのトイレ用のトレーを買いました。
中国製で1つ2ドル。とりあえず、今日はこれで十分用は足りました。
posted by OZK at 23:17| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月19日

制作ざんまいの週末

今週の週末は、土曜日も日曜日も”しなければならない”ことの予定がありません。
これは、実に珍しい。

日曜日は、本当は少し南の方に住んでいる人で最近知り合った人がブリスベンに遊びにくるというので、お茶でもしましょう、ということになっていたのですが、きのうになって、都合が悪くなって来られない、と連絡が入りました。

さて2日間、何をしようかなあ。
先週末だったら、是非参加したいワークショップがあったのになあ。こういうことはなかなかうまく行かないものです。

家で、落ち着いて新しい版の準備をするのが一番いいのでしょうね。時間のことを気にせず、朝から夜まで、制作のことだけ考えていられるも久しぶり。あしたおいしい物でもたくさん買って、土・日は家にこもって作業することにします。
posted by OZK at 13:06| Comment(0) | 版画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月17日

全く違うデザインに

前回のブログに書いた、新しい作品のアイデアですが、紙に描いては消し、描いては直ししているうちに、
“コレで決まり!”と思って描き始めたのとは、全く違うデザインに落ち着きました。
しかし、橋、洪水、芽生え、というエッセンスを熟考した上で出来上がったものなので、これでよし、です。
芽生え、のところは、かろうじて形も残っていますが、
橋と洪水に関しては、全然、形に残っていません。
最終的なデザインができるまでのプロセスで、元の形をとどめないまでに完全に消化されてしまいました。
posted by OZK at 21:55| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月15日

グループ展の作品を考える

所属している工房は、10年以上前に発足した時から、ある会員のお宅に間借りしています。それが、今年中に、ブリスベン市が所有している建物を、きちんと工房用に改造したところに引っ越すことになっています。

新しい工房のオープンを記念して、会員のグループ展を催すことになっているのですが、やっとそれに出す作品の図柄が決まりました。テーマは"Regenerate(再生)”です。

去年展覧会の企画を知らされた時から、植物の芽吹きをモチーフにしたいと、漠然と考えていました。
そして、全体的にはモノトーンで、芽吹いているところだけ色を使いたい、と、ここまではかなり簡単に考えがまとまったのですが、では具体的に図柄をどうするか、というところで、あーでもない、こーでもない、と、頭の中で考えを転がしていました。

今年の初め、雨が降り続いた後、ブリスベン市の中心部でブリスベン川を見る機会がありました。この川は、市の西側から流れ込んで、市を突っ切るようにながれて、東側の太平洋に流れ出ます。去年の初め大水害が起こった時は、上流にあるダムからの放水のため、この川が洪水を起こし、ブリスベン中心のビジネス街までもが冠水、浸水するという大被害が出ました。

とうとうと水をたたえて流れる川を見て、展覧会用の作品は、芽生えを象徴するモチーフとこの川、そしてこの川にかかるブリスベン市のシンボルとも言えるストーリー・ブリッジという橋を組み合わせることにしました。工房の再生、ということと、去年、引っ越してきてからすぐに起こったブリスベンの洪水とそれ以降の再建をかけた作品にしようと思います。今朝おきがけに、芽生えの部分も、こんなふうに表現したらどうかな、というのが頭に浮かび、とりあえず、それに決定。今日、明日でラフにスケッチして、頭のなかで考えているようにうまくいきそうだったら、それで作ろうと思います。

というわけで、"Regenerate(再生)”の作品は、
アルミニウム・エッチングと手彩色で、川と橋と植物のモチーフの組み合わせを抽象的に表現したものになりそうです。ただ、モノクロの部分に採用する色は、黒にしようか茶色にしようか迷っています。黒にした方が自分の気持ちにはしっくりくるのですが、ブリスベン川の水は常に茶色で、それが特徴にもなっているので、茶色を使った方がいいのか、これからまだまだ考えて行かないと、いけないようです。
posted by OZK at 08:54| Comment(2) | 版画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。