実は、賞金1万豪ドルの大賞の発表はもう行われてしまっていて、あー、やっぱり駄目だったのね、なんて、一応がっかりして、ウェブサイトのことは忘れていました。
きのう、ふと気がついてウェブサイトを開いてみると、自分の作品"Afternoon Orange"が、selected entriesのひとつとして、ウェブサイトに載っていました。いったい、応募総数がどれだけだったのかも分からず、選考を通過した作品の数も多いようなので、ファイナリストと呼ぶのもはばかられるのですが、なににしても、こうしてウェブサイトに掲載されて、たくさんの人に見てもらえるのは、うれしいことです。
よろしければ、見ていただけるとうれしいです。
ウェブサイトからは、作品のタイトル名 Afternoon Orange で検索できます。
http://www.museumofbrisbane.com.au/lmpagallery/
モチーフは、放課後の小学校の地面にころがっていたオレンジ。だれかのお昼のオレンジが、ころがったまま忘れられていました。が、まわりを行く子どもも、迎えにきた親も先生も、帰りを急ぐあまり、オレンジに気がつかない。お天気のいい、明るくて暖かい午後の様子が伝わったらいいな、と思って撮りました。撮ったあとでよく見たら、左側に写っている女の子のリュックに、おもしろい怪獣の顔がプリントされていて、それが写真でもうっすらと見えるのに気がつきました。偶然ですが、これで、ちょっととぼけた面白さが加わったかな、とも思うのですが、いかがでしょうか? もともとモノクロームの印象の強い光景だったのですが、コンパクトデジタルカメラで、カラーで撮影して、あとでオレンジ以外の部分を白黒に処理して、オレンジの色が際立つようにしました。
この写真展は、ブリスベン在住者からみたブリスベン市の一面を写真で表現する、という展覧会なので、他のエントリーも見ていただくと、ブリスベンという街の様子が少し分かっていただけるのではないかとも思います。