2012年04月15日

グループ展の作品を考える

所属している工房は、10年以上前に発足した時から、ある会員のお宅に間借りしています。それが、今年中に、ブリスベン市が所有している建物を、きちんと工房用に改造したところに引っ越すことになっています。

新しい工房のオープンを記念して、会員のグループ展を催すことになっているのですが、やっとそれに出す作品の図柄が決まりました。テーマは"Regenerate(再生)”です。

去年展覧会の企画を知らされた時から、植物の芽吹きをモチーフにしたいと、漠然と考えていました。
そして、全体的にはモノトーンで、芽吹いているところだけ色を使いたい、と、ここまではかなり簡単に考えがまとまったのですが、では具体的に図柄をどうするか、というところで、あーでもない、こーでもない、と、頭の中で考えを転がしていました。

今年の初め、雨が降り続いた後、ブリスベン市の中心部でブリスベン川を見る機会がありました。この川は、市の西側から流れ込んで、市を突っ切るようにながれて、東側の太平洋に流れ出ます。去年の初め大水害が起こった時は、上流にあるダムからの放水のため、この川が洪水を起こし、ブリスベン中心のビジネス街までもが冠水、浸水するという大被害が出ました。

とうとうと水をたたえて流れる川を見て、展覧会用の作品は、芽生えを象徴するモチーフとこの川、そしてこの川にかかるブリスベン市のシンボルとも言えるストーリー・ブリッジという橋を組み合わせることにしました。工房の再生、ということと、去年、引っ越してきてからすぐに起こったブリスベンの洪水とそれ以降の再建をかけた作品にしようと思います。今朝おきがけに、芽生えの部分も、こんなふうに表現したらどうかな、というのが頭に浮かび、とりあえず、それに決定。今日、明日でラフにスケッチして、頭のなかで考えているようにうまくいきそうだったら、それで作ろうと思います。

というわけで、"Regenerate(再生)”の作品は、
アルミニウム・エッチングと手彩色で、川と橋と植物のモチーフの組み合わせを抽象的に表現したものになりそうです。ただ、モノクロの部分に採用する色は、黒にしようか茶色にしようか迷っています。黒にした方が自分の気持ちにはしっくりくるのですが、ブリスベン川の水は常に茶色で、それが特徴にもなっているので、茶色を使った方がいいのか、これからまだまだ考えて行かないと、いけないようです。


posted by OZK at 08:54| Comment(2) | 版画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
春になって、
作品に向き合おうとスケッチブックを開いてみたものの、
漠然としたアイデアが描けず、苦戦して半投げ状態の停滞ちゅうなので、
OZKの行動力と描ける才能に改めて脱帽する毎日です。
やっぱり、突然動けるものではないのよね、、、
日々の積み重ねを実感中。
私も再生したいな。
Posted by パンダ料理長 at 2012年04月16日 14:49
パンダ料理長様。描ける才能なんかない。絵もへたよ!いずれ週一回のデッサンのセッションとかに定期的に行きたいとおもっているのだけれど、いまは、まだちょっと始められるような状態にないです。そのときそのときで、できることとできないことがあるからね。
Posted by OZK at 2012年04月17日 07:18
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